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Author:carat
株式会社Carat
名古屋市名東区のおしゃれな癒し理容室「comfortable&髪工房carat」と美容サロン「FunnySunny room南風」をプロデュース。
ボスは南国がとても好きです。

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コーム(櫛)のお話!!

cutandcomb.jpg
僕たち理美容師がカットする時の図です。
思わず華麗に動くシザー(ハサミ)に目が言ってしまいますが、
今回は一見地味に見えてしまうコーム(櫛)のお話です。
シザーについては以前お伝えしましたよね。

cutcomb.jpg
最初の写真で使用していたコームはカットコームと言って上の画像のようなタイプのモノです。フロントやトップの髪の毛をシェープ(梳くこと)したりカットをするときに使用する一般的なコームです。
殆どが樹脂で出来ていて、大量生産されていることから、数百円から2000円程度と、安価で購入することができます。
見習い技術者のスタッフが、カット練習する際に、一番最初に購入するコームがこれです。

kariagenozu.jpg
次は、ショートヘアのスタイリングの際に刈り上げをする時に使用するコームです。

kariagecombnozu.jpg
美容師は、先ほどのカットコームで刈り上げをする人も多いので使用する人は少ないのですが、理容師はこういった刈り込み櫛というコームを使用します。
上が大荒櫛、下が中荒櫛といいます。
上の画像のように櫛の歯が斜めに配置された角度櫛というタイプの物と、
直角に配置された直角櫛というタイプがあります。
大雑把な刈り上げのラインを決める時に大荒櫛を使用して、
精度の高い細かなカットをするときに下の中荒櫛を使用します。

・・・・そして、もっと細かい緻密な仕上げをするときには
siagecomb.jpg
こういった仕上げ櫛というコームを使用します。
仕上げ櫛は先端の厚さが0.4ミリ以下と、とても薄い櫛で、慎重に扱わないと、すぐに歯が折れてしまいます。
これら大荒櫛、中荒櫛、刈り上げ櫛をまとめて刈り上げ櫛と呼ぶのですが、
この刈り上げ櫛は、材質によって値段もピンキリです。
樹脂製の物であれば1000円程度で手に入るのですが・・・・。

tunnocomb.jpg
水牛の角で出来たコームですと、6000~10000円程度と結構値が張ります。
私はこの角を愛用しているのですが、
角製は手荒く扱うとすぐに折れてしまうという欠点はありますが、樹脂製とは比べ物にならない程に櫛通りが良く、刈り上げも手早くきれいに仕上がります。
この水牛製のコームは全て職人さんによる手作りです。

bekucomb1.jpg
最近は、上の画像のようなベーク素材という人工の材料を使用した刈り上げコームが人気で、使用している理容師をよく見かけます。
水牛製ほどの性能は無いですが、以外に使用感が良く、3000~4000円程度と比較的安価で購入できます。
ちなみに丈夫です。
ちなみにこれも職人さんによる手作りです。

2bekkoukomb.jpg
そして真打はこれ!!
亀の甲羅、いわゆるべっ甲製の刈り上げ櫛。
僕が見習いの頃(約30年前)は7000~15000円程度で購入できたのですが、今は
安くても50000円はする非常に高価なコームです。
当然、べっ甲職人による手作りです。
これは、ワシントン条約で、べっ甲の輸入が出来なくなって、材料の入手が困難になってしまったのが原因なのですが、
アカウミガメ自体が絶滅危惧種なので・・・・。
・・・しかし何で、こんなに材質によって値段が違うかというと、
櫛通りの違いが全然違うからなのです。
樹脂製のコームで、櫛通りを良くしようとすると、可能な限り櫛の歯先を細く、薄くする必要があります。
そうすると、先が尖りすぎて、人体の地肌に接触すると痛かったりします。
・・・そもそもプラスティックですと静電気も起きてしまいますし。

だから、やはり材質は天然のモノが一番なのです。
緻密なカットにこだわる技術者は、やはり道具に拘ります。
特に理容師はハサミだけでなく、こういったコームにもこだわりを持ちます。

ハサミの陰で、一見地味なコームでしたが、業界外の皆様には、結構意外な話だったでしょ?

Caratの公式ホームページはこちら
http://carat.nagoya/
姉妹店「南風」はこちら
http://www.ne.jp/asahi/c/carat/
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